NADESHIKO COLOR
あの蜷川実花さんプロデュースということもあり、彼女らしい独特のカラーリングの組み合わせがなかなか面白いなと思ったのが手に取ったきっかけでした。映像作品や写真などを見ていても、華やかで個性的な色使いには惹かれるものがありましたし、さらにナデシコカラーはそのパッケージからネーミングセンスまでまさに芸術作品といっても過言ではないほどのアイテムです。カラコンは若いかた利用するものといったイメージがあって、そういったパッケージの商品も多い中、カラフルでそれ単品で利用できる花柄の缶は、思わず複数買いしてしまうくらいには魅力的でした。
肝心のレンズに関しては、1日使い捨てのワンデータイプでケアに手間がかかりません。低含水率なので潤いタイプに比べると少々装着感が気になりましたが、使い続けているうちに慣れていきましたし、何よりも長時間使い続けていても乾きにくかったのがよかったと思います。極度のドライアイなので目薬が手放せないのですが、頻繁に使用しなくても問題ありませんでした。
着色直径は13.2mmとそう大きくなく盛り感はないものの、手に取った感じはかなり派手なレンズに見えます。事前にインターネットで装着レビューを見ていたので、見た目ほど発色がキツくないことは知っていたのですが、実物を見てみると最初は半信半疑でした。それほど色鮮やかなカラーが入っています。ただ、ドットの粒の1つ1つの隙間が大きいですし、ビックリするほどの変化は出にくいのかなというのはわかりました。装着後に鏡で見てみるとその通り、元々の黒目とのバランスも悪くなく、派手さがありません。カラーにもよるのでしょうが、私が利用したハッカやルリは色の出かたが大人しく、綺麗めな印象になります。
しばらく使用し続けていましたが、最終的には個性的だとばかり思っていた第一印象よりも、ずっとナチュラルメイクにしっくり来るカラコンだなと感じました。この馴染みのよさには驚きです。